直売所で売れる野菜とは?

さて、新規就農者なんだから、たまには農業ネタも書かないとなぁ‥ってことで、挑戦してみたいと思います!

野菜といっても、何百と種類があります、そんな中で、直売所で売る為にどんな野菜をつくればよいのか?。あまり実績はありませんが、何年かやってきた中で感じたことを書いてみます。

 

「人と違う野菜より、人と違う売り方?」

野菜は季節がありますから、とにかく「他人と、かぶります」直売所が、玉ねぎだらけ、きゅうりだらけ、茄子だらけ、カボチャだらけになります笑。

そうなると、価格競争になり、安売り合戦になってしまいます。

そんな中、「よりキレイに見えるパッケージ」「より親切で目立つPOP」などで差別化を図るのは有効な手段です。

しかし、それは、優先的に選んでもらう為であり、高くても売れるかというと、なかなか厳しいです。そもそも、それらは商売の大前提ですよね笑

 

「人より早く野菜をつくるべき!?」

私の作っているイチゴもそうですが、ビニールハウスや加温ボイラーなどを使い、自然環境とは違う環境を作り出し、野菜を収穫する時期をコントロールすることは可能ですが、そのためには、設備や燃料など大きなコストがかかります。

それらに頼らず、作るタイミングを少しでも早くし人より早く収穫できれば、野菜は高く売れますから、農家さんは「より早く」を目指して野菜をつくります、しかし、当然、栽培難易度は上がりますし、失敗のリスクがあります。そこで、わたしが提案したいのは、

「人より遅く作る」です。要はタイミングがズレればよいのですから、何も「より早く」ではなくともよいと思います。「より遅く」は失敗のリスクも小さいと思いますし、気持ち的にもゆっくりできて良いですね笑

 

「珍しい野菜は売れない!?」

つぎに、人が作っていない珍しい野菜で差別化することについてです。

正直、あまりに珍しい野菜は売れません笑。

理由は簡単です。味も調理の仕方もわからないからです、

未知の野菜を使うチャレンジャーは一般人には、そう多くいません笑。

また、海外の野菜は気候が合わないことも多く栽培難易度も上がります。

 

「名前の知れた、マイナー野菜を狙え!」

じつは、人は全く知らないものには手を出しませんが、少し知ってると、わりと欲しがってくれます!。それってどんな野菜か?というと

例えば「ズッキーニ」や「パクチー」です。

都会では、もはや珍しくもない野菜でも、地方では、まだまだ、食べたことないって人は多いです。しかし、名前くらいは知ってるんです。

当然、作っている農家さんは、ごく少数です。

こういう、「ちょい珍しい野菜」が差別化としては有効で、かつ売りやすい野菜だと思います。

場所によっては本格的に産地化されていたり、栽培方法も確立されてますので、栽培に関する情報も豊富ですので、作りやすいと思います。

 

「最後に」

いずれにしろ、農家さんは、そもそも「販売」には慣れていません。直売所があたりまえの存在となったのも、ここ数年です。つまり、そういう意味では、新規就農者も、ベテランの生産者さんも、同じようなスタートラインに立っているわけで、試行錯誤しているわけです。

自分で考えて自分で作って自分で売る

こんな楽しいことができる農業ってやはり、楽しい仕事だと思います。

 

楽しんでいきましょう!

では!!