就農するならイチゴ農家になれ!

こんにちは、イッチーです。

今回は初めて農業のことを書いてみようと思います。一口に農業といっても、農業は様々です。もし、これから就農しようとする方で、自分が何をやろうか迷っているなら、ぜひ参考にしてみてください。

私はイチゴ農家なんで、イチゴのことしか知らないくせに、イチゴをおすすめします!

つまりこれはイチゴ農家のポジショントークでしかないのですが笑、いくつかおすすめの理由を述べていきます!

 

理由1「人気がハンパない!」

いちごは数ある果物(じつは野菜‥というのは置いといて笑)の中でも、抜群の人気があります!フルーツランキングでは常に1位独占状態!(根拠となるデータソースは勝手に調べてください笑)。まあ、自分が作る作物の需要が高いのは当然商売として有利ですし、なにより贈り物やおみやげとしても確実に喜ばれます!笑

 

理由2「加工品のバリエーションと人気がハンパない!」

イチゴは生果だけでなく加工にも向いています。ジャム、ジュース、アイスクリーム、ワインなどなど、あげたらキリがありません、またスイーツに乗せたり、混ぜたり、用途も様々です。つまり、イチゴを持っていると、数々の商品を生み出すことが可能です。商品が豊富であれば幅をもたせた商売をすることができます。

 

理由3「機械化が難しい!」

一見難点のように感じるかもしれませんが、これは大きな利点となります。イチゴの果実はデリケートですので、収穫とパッケージは手作業でしか行えません。ロボットの開発もしているようですが、おそらく実用化は難しいと思われます。つまり、作業には手間と時間がかかり大量生産が難しいのです。ですから、単価が上がります。ちなみにグラム単価は作物の中では最高という高級フルーツなのです。では、大量生産できず単価が高いと何が良いのか。

大きな資本を持った企業が有利になるといった状況が生まれにくく、個人農家でも対等に勝負ができますし、単価が高いので、狭い土地で高い収益を上げることができます。1000㎡でも十分生活していける利益をあげることが可能です。これは他の作物ではほぼ不可能です。

 

理由4「施設にお金がかかる!」

これはさすがに難点だろ!とツッコまれそうですが、見方をかえれば、実はこれも利点です。なぜなら設備投資は他の農業と差別化をはかれます。それに設備投資にかかるコストは他の農業と比較して、そう特別高いわけでもありません。イチゴ栽培にはトラクターやその他の作業機械がほとんど必要ありません。その分、施設にお金がかかるだけですし、機械類にくらべ施設には多くの行政による支援事業があり、補助金や融資などを活用してどんどんバージョンアップすることが可能です!笑

 

理由5「夏の半年は割とヒマになる!」

イチゴの収穫が始まるのは長崎では11月中頃で

それから、6月くらいまで収穫します。それ以外の時期は育苗期間になります。この育苗期間は少し手が空きます。これが約6月から11月までですので、畑があれば他の野菜が作れます!

まあ、労を惜しまなければ‥ですが笑

しかし、この点が結構重要になります。ほんとは、トマトを作りたかった、いやキュウリ、ナス、キャベツ、ピーマン‥そういう方は、作れます!イチゴ農家なら、副業夏野菜やれます!笑

 

「最後に」

とまぁ、イチゴをオススメする理由を書きましたが、実は私がイチゴ農家になったのもたまたまなのです。べつにイチゴ農家になりたかったわけじゃなく、むしろ、違う農業を希望してたのですが、なりゆきでしかたなくイチゴ農家になりました。そんな私が今になって思うのは、「イチゴ農家でよかったー!」ということです笑。つまり、じつは農業にとって重要なのは「作物が何か?」では無いと思うのです。

もちろん、農法に拘る人もたくさんいます。でも、なんにしろ、結局は「経営の確立」これができないと何も続けていけないのです。

農業に夢や希望を抱いている方に言いたいのは、夢や希望は持ってていいです!捨てる必要全く無いです!ただ最初は生活基盤!コレ大事ですよね、たぶん‥。

就農で何農家になるか迷ってる方の参考になれば幸いです!では!!