新規就農者コミュニティをつくろう!
こんにちは、イッチーです。
現在、構想中の地域コミュニティ「長崎県北ミクロとマクロ」は、まだ活動を開始できていないのですが、もう一つのプロジェクト「新規就農者コミュニティ」が着々とメンバーを増やしております!
こちらは、ライングループを活用してます。
ラインはスムーズですね
まぁ、コミュニティのテーマを細分化すると、わかりやすいというのも要因かと思います。
前置きが長くなりましたが。
今回は新規就農者コミュニティを作るべき、いつかの理由を書いてみたいと思います。
「農業は1人ではできない」
農業は、農繁期と農閑期、つまり、忙しい時期と忙しくない時期に極端な差があります。
1人で農業をするとき、1人でできる仕事の量を、この農繁期と農閑期のどちらに合わせるかで、栽培規模が決まります。
また、当然ですが、農業の収入は、ほとんどが農繁期にしか入ってきません。
つまり、「農繁期を自分1人で捌ける範囲」で農業をすると、規模はかなり小さくなり、収入もかなり少なくなりますので、
農閑期「収入が無い時期」を乗り切ることができなくなります。
兼業農家や、多品目栽培や複合経営であれば別ですが、
専業農家であれば、やはり、
「自分1人でやれる仕事量を農閑期にあわせる」のが妥当かと思います。
しかし、そうなると、忙しい時期に人手が足りなくなりますので、協力が必要になります。
そのとき、家族などの協力者がいない場合は
雇用を考える必要がありますが、
働いてくれる人を見つけるのは簡単ではありません。
「1人と2人は倍以上に違う」
施設栽培でのハウスに張るビニールや、地面に張るマルチシートなど、農業では、「広い資材や長い資材」を扱うことが多々あります。
また、1人では抱えきれないほど重い機械もあります。
こういった資材を扱う場合、1人で扱い作業するのは非常に困難です。
1人でやるよりも、2人でやれば倍以上に効率的にはかどる仕事も多いのです。
「植物は待ってくれない」
当然、体調の悪い日や、どうしても仕事ができない日ということがあります。
しかし、農作物は生き物ですので、人間の都合で待ってはくれません。
「数日、放置して全滅」ということがありえないわけじゃありません。
例えば、イチゴなら1年1作ですので、全滅すれば、1年の収入が丸ごと無くなります。
「コミュニティにできること」
移住系の新規就農者は、地元の農家に知り合いがいなかったり、家族や友人も近くにはいない場合がほとんどです。
上記のような場合、新規就農者の仲間がいれば、助け合うことが可能であり、
雇用に関する情報。
栽培技術に関する新しい情報。
病害虫や気候に関する注意喚起。
機械や設備入手に関する情報。
補助事業での組合仲間集め。などなど‥
とにかくメリットしかないのです。
というよりも、コミュニティが無いことは不安要素しかありません。
「コミュニティ最大のメリット」
そういった実質的なメリットに加えて、私が個人的な考えとして強調したいのは
「農業を楽しむ」ことを目的とした、コミュニティの存在です。
私は就農三年目ですが、やはり、初めの頃からすると、農業に対するモチベーションにも変化が出てきます。
常に新しい人に接して、そこにある初心に触れることは大事ですし、同時に、自分の経験から学んだことを、新しい方の活動に活かしていくという循環を生み出し、
自分の仕事が、単に「生活の為」とか、
「おいしい農作物を消費者に届ける」ということだけでなく、
「地域や仲間の役に立つ」
ということは間違いなくモチベーションを高めてくれます。
農業に対するモチベーションをお互いが高めあえる、そんなコミュニティが作れたら、
今後も農業を楽しみながら続けていける気がするのです!
では!