ピタゴラ装置的人生観

こんにちは、さわやかな雨上がりのイッチーです。

今回もイチゴを収穫しながら、ぼんやり思うことを書こうと思います。

 

最近、イチゴ畑に、なにやらケモノが侵入しているようです。

足跡から推察すると、おそらくタヌキですね。イチゴを食べに来ているようです。

しかし、私はこれを黙認することにしました。

なぜなら、この侵入者が現れるようになってから、野ネズミの被害がピタリと収まったからです。

タヌキの被害とネズミの被害を正確に比較することは出来ないんですが、野ネズミはイチゴのタネをちょこちょこと食べて回るので、非常に厄介なんです。種一粒でもやられると、そのイチゴは捨てるしかありませんからね。

一方、タヌキはイチゴを丸ごと食べますから一体、どのくらい食べているのか謎です笑

まあ、そもそも、両方いない方が良いのですが、野ネズミは駆除も難しいので、まあタヌキに追い払ってもらうことにしました笑

 

と、まぁ、農業には、害虫、害獣、雑草と仕事の邪魔になるものがたくさんあるのですが、逆に、仕事を助けてくれる、連中もいます。

それを、「害」と「益」に単純に仕分けることはいかがなものでしょうね。

ある害虫を殺したいから農薬を撒くと、べつの害虫を駆除してくれる益虫も死にます。

雑草を刈ると、太陽の光を取り戻したべつの雑草が生き生きと伸びてきます。

生態系は、とてつもなく複雑で、人間の都合でコントロールできるほど単純ではないんですが、なら、全部放置すればよいのか?というと、そうも言ってられないのも事実です。

 

まあ、結局は、選択の問題でしかないのです。うまく、自然の仕組みを利用しながら、循環する形を模索していく、

こっちをこうしてみたり、

あっちをあーしてみたり、

なんにもしないでおいてみたり、

まあ、だいたい、うまくいきませんけどね笑

ただ選択には必ず、何か良いことと悪いことの両方が起こり、そこから、また次の選択を行う

 

そんなことを、ピタゴラスイッチの複雑な仕掛けによってゴールへ導かれていく玉に重ねてみたりするわけです。笑

 

まあ、 しかし、こんな装置を一度の失敗もなく作成できるわけないんですよね。

おそらく、私たちがテレビで見てるのは膨大な失敗を繰り返し、試行錯誤して作り上げられた、完璧な、「結果」にすぎないんです。

コロコロと数ある難関を見事にクリアしていくことも、ある意味、本当の過程ではないんです。

本当の過程は、数々の選択と失敗と試行錯誤。

 

完璧なものをみてしまえば、自分は全くの凡人にみえるんですが、なんとか玉をゴールに導く為に、日々、悩むのが人生ってもんですよね。

 

では!!